平成18・19年度 図書委員オススメの本紹介

 タイトル  作 者 
 亡国のイージス   福井 晴敏
 おすすめコメント 
 日本危機!!一発で東京を破滅させるミサイルが向けられた。
これを阻止すべく二人の男がたち向かう。平和ボケの日本人、専守防衛という意味のない盾。今こそ日本が日本人が自分たちの甘さに気付き、意識を改革する時がきたのである
昨今の世界状況だからこそ、読んでほしい一冊。
 タイトル  作 者 
 キーリ 壁井 ユカコ
 おすすめコメント 
全9巻完結です。霊感の強い少女が不老不死の青年と喋るラジオと出会い、旅をする。それだけの話なのですが、とても感動します。1巻進むごとに切なさが増し、最終巻では何度も泣き崩れます。作者の筆力が高いのも魅力で、しおりいらずの一気読みができます。感動したい人、おもいっきり泣きたい人にオススメです。
 タイトル  作 者 
猫泥棒と木曜日のキッチン   橋本 紡
 おすすめコメント 
捨てられた子供たちと、捨てられた猫たちの物語です。
当たり前だった日常が失われた姉と弟が姉の彼氏と共に、頑張って生きていこうとする中で捨てられていく猫たちを助けたいと思い、行動して行く登場人物たちの行動に注目です。
 タイトル  作 者 
ゲド戦記 アーシュラ・K・グウィン
 おすすめコメント 
大賢人ゲドは少年の頃ハイタカと呼ばれ傲慢な羊飼いだった。
彼は真の魔法を学ぶため、ローク学院に入った。しかし彼は得意になった魔法で禁じられた呪文を・・・。
大賢人と呼ばれたゲドがどのようにして傲慢な羊飼いから大賢人
になったのかが明かされているので必見です。
 タイトル  作 者 
使命と魂のリミット 東野 圭吾
 おすすめコメント 
父親の術死に疑問を持ち、やっと研修医になれた氷室夕紀。彼女は父親の術死させた西国医師の元で腕を磨きながらも疑問を日々大きくしていった。
そんなある日病院に脅迫状が届く。父親の死は本当に単なる術死だったのか、そして脅迫状を出した犯人の悲しい過去。
人の命を守ろうと、奮闘する医師に感動です。
 タイトル  作 者 
ビタミンF 重松 清
 おすすめコメント 
「昔」や「若い頃」という言葉が普通に口からでるようになった38歳。妻が入院して息子とどう過ごしていいかわからない40歳。「若く」もなく「年より」でもない中途半端な時期の人たちの物語。
「まだ頑張ってみるか」と、自分にエールを送りたくなるそのような人たちの物語です。
 タイトル  作 者 
不正侵入 笹本 稜平
 おすすめコメント 
警察官、秋川恭介は自殺した友とその妻の失踪に疑問を持ち、友の死は他殺ではないかと独自に捜査を始める。
次々と浮かび上がる小さな謎が、やがて大きなものに変わっていく。友の死を探るために、闇を駆け抜ける姿に胸打たれ、感動しました。
 タイトル  作 者 
<新釈>走れメロス 森見 登美彦
 おすすめコメント 
別名、現代版走れメロスです。
あの名作が、京の都を舞台に動き出す!
異様なテンションで突っ走る表題作を始め、切なさと笑いを誘う五つの傑作短編集です!
 タイトル  作 者 
バッテリー あさのあつこ
 おすすめコメント 
白い白球が大空に吸い込まれていく。金属音に、グラウンドの土の薫り、風のさざめく音に、汗で湿った野球帽。それから、泥まみれのユニフォーム。守備に立った、9人の小さな野球選 手が追いかけるのは-勝利と絆・・・。野球好きな私が読んでいて引き込まれたのは、小説だけでなく登場人物の世界観でした。
学生特有の焦燥感を投げるボールに込める巧の眼差しに、胸を掴まれる思いがしました。
また、有名なあさのあつこ氏。奥行きの深さを感じさせるストーリーテリングの素晴らしさ、生きた人間が活写されて描けているところが魅力的です。野球にすべてを詰め込む青春時代を過ごす巧と豪が少しだけ羨ましいと感じました。映画化もされ、絶大な人気を博し人気急上昇。
大人も子供も、野球ファンもファンじゃない人も楽しめる一作です。
 タイトル  作 者 
一瞬の風になれ 佐藤 多佳子
 おすすめコメント 
とても面白かったので、弟にも紹介したところ弟もこの本は面白いと言って、短期間で読破しました。なので男子も、楽しく読める本だと思います。
試合の場面がすごくリアルでドキドキして、読んでいて楽しかったです。
国分太一さん主演の「しゃべれども しゃべれども」の原作も佐藤多佳子さんの著作です。この本も是非読んでみてください。
 タイトル  作 者 
チームバチスタの栄光 海堂 尊
 おすすめコメント 
少し内容が難しいが、今(2007年10月現在)テレビで放映中のドラマ「医龍2」を観ながら読むと理解しやすいだろう。
その他の作品では「ジェネラル・ルージュの凱旋」「螺鈿迷宮」「ナイチンゲールの沈黙」なども学校にある。

現代の医療社会に勤務医としての視点と、古今的で多種多様な知識を使い、あらゆる面に対する医療を物語として斬り入っていくのは圧巻です!
いまのひとつの社会を見られる本です。ギャグも面白いので是非是非読んでみてください!
 タイトル  作 者 
探偵ガリレオ 東野 圭吾
 おすすめコメント 
現在(2007年10月現在)放送されているドラマ「ガリレオ」
登場人物などが少々違うが、この小説ではドラマとは少し違うような面白みが味わえるだろう。
 タイトル  作 者 
博士の愛した数式 小川 洋子
 おすすめコメント 
家政婦の親子が出会ったのは、80分しか記憶の持てない博士。
博士は彼らに数学という大切なものを教えてくれた。それは私たちが習ったことがあるものがほとんどなのだが、これを読んでいると微笑ましく、時に涙がほろりと出てしまいそうになる本です。
2004年に本屋大賞「読んで面白かった本」に一位に選ばれ、2006年に映画化。
 タイトル  作 者 
ブラックペアン1989 海堂 尊
 おすすめコメント 
この本は「チームバチスタの栄光」の作中で登場する、高階病院長や田口先生などが歩んできた1989年を外科研修医世良から見た過去のお話です。
 タイトル  作 者 
となり町戦争 三崎 亜記
 おすすめコメント 
アメリカの同時多発テロ、イラク戦争などの戦争は「私には関係のないことだ」と私たちは思っただろう。
この本はそういう世界規模の戦争をもっと身近に感じた物です。
 タイトル  作 者 
MOMENT 本多 孝好
 おすすめコメント 
「必殺仕事人を知ってるかい?死を間近にした患者の耳にしか入らないらしいんだ。
しかしこの必殺仕事人ってのはそういう患者の願い事を叶えてくれるらしい」
それを聞いた青年はこう答えた。「そのうわさには2つ間違えがあります。私は必殺仕事人じゃないですし叶えられたい願いもあります」
死を前にした患者の願いとは?そして青年が行う必殺仕事人とは!?
 タイトル  作 者 
手紙屋 喜多川 秦
 おすすめコメント 
この本はぜひこれから就職する1・2年生に読んでほしい。また、これから働く3年生には働くことの意味をこの本で見つめなおしてほしい。
 タイトル  作 者 
タイヨウのうた 天川 彩/坂東 賢治
 おすすめコメント 
読んだ後は涙が止まらず今までの自分を見返させ、これからの自分を変えてくれたと思います。映画を観た人も本で読むと映画とはまた違った世界を味わえます。
ぜひ原作も読んでみてください。
 タイトル  作 者 
夜は短し、歩けよ乙女 森見 登美彦
 おすすめコメント 
京都の街を闊歩する好奇心旺盛な「乙女」と、それを追いかける恋する「わたし」
コミカルなんだけど、レトロな雰囲気。精密で繊細で愛らしい文体。
選び抜かれた語彙。「乙女」の口調も古風できゅん!となる世界が1ページめくれば待っています。
最近注目されている鬼才ミリモが放つ、キュートでポップな片思いストーリー!
2007年本屋大賞第二位、第に20回山本周五郎賞受賞した、ひよこ豆のように小さな乙女の冒険。とびきりキュートな恋愛小説!

「黒髪の乙女」にひそかに想いを寄せる「先輩」や奇々怪々なる面々が、夜の先斗町に、神社の古本市に、この本と森見さんの作品は私のオススメです。
最初の10ページだけでも読んでみてください、森見さんの世界に引き込まれる事間違いなし!
 タイトル  作 者 
国境事変 誉田 哲也
 おすすめコメント 
長崎県対馬は、前に何度か行ったことがあるということだけで、読んでみました。
しかし、最初からストーリーに惹きこまれて、最後まであっという間に読んでしまいました。壮大なストーリー、意外な結末。最後まで楽しませてくれるストーリーでした。
是非、皆さんも読んでください。
 タイトル  作 者 
解夏 さだまさし
 おすすめコメント 
ミュージシャンでもある、さだまさしの短編説です。
『解夏』は東京で失明する病気にかかってしまった主人公のお話です。
彼は眼が見える貴重な時間を故郷である長崎の町に帰り、風景を眼に焼き付けようと歩きだします。病の彼が口にするのは受け入れる、という言葉です。しかしそこに行き着くまでには多くの葛藤があったのだと思います。
人間の強さと優しさが胸を打つ、感動できる小説です。
 タイトル  作 者 
DIVE!! 森 絵都
 おすすめコメント 
登場人物は挫折を経験しますが、それを乗り越えて努力していく姿がとても素晴らしいと思いました。物語のラストも、とても満足のいくものでした。
この作品は映画化されましたが、原作もとても面白かったです。
 タイトル  作 者 
ねずみの騎士デスペローの物語 ケイト ディカミロ,子安亜弥
 おすすめコメント 
小さな憧れねずみが、ねずみ界ではありえない小さく勇気ある夢を果たすため、様々な冒険を経験して成長していく姿はとても勇ましいです。
心温まる大きなおとぎ話に浸ってみてください。
 タイトル  作 者 
阪急電車 有川 浩
 おすすめコメント 
図書館戦争シリーズを書いた有川浩さんの作品です。
他の作品のように大事件が起こるわけではありませんが、ほんの日常の一部を描いたほのぼのとした雰囲気の本です。
 タイトル  作 者 
螺鈿迷宮 海堂 尊
 おすすめコメント 
医学視点が多いので少し難しいですが、ギャグも満載で「死」を「変える」本です
 タイトル  作 者 
ラブコメ今昔 有川浩
 おすすめコメント 
図書館戦争シリーズを書いた有川比呂さんの作品です。
自衛隊という特殊な職業とはいえ、恋をしたり結婚したりは普通の人々と全然変わらないもので。
そんな自衛官たちの普通(?)の恋物語はやっぱり読んでいて楽しいものです。
 タイトル  作 者 
容疑者Xの献身 東野 圭吾
 おすすめコメント 
すでに連続ドラマやスペシャルドラマで好評だった作品です。
連続ドラマでおなじみの福山雅治、柴崎コウ主演で映画化されました。
読みだしたら止まらない物語の展開と、衝撃の結末。
ドラマや映画とはまた違った世界を楽しんでみませんか?
 タイトル  作 者 
妖怪アパートの幽雅な日常 香月 日輪
 おすすめコメント 
YA!は児童向けの文学ですが、読んでみると意外と面白いです!
タイトルに妖怪と入っていますがホラーではなく、普通の生活を送っていた高校生が妖怪という存在に出逢ったことで人生観が変わってゆきます。
個性的な周りの皆に影響を受けてゆっくりと大人になってゆく夕士くんに心打たれます。笑えて泣けてあったかくなる一冊、是非一度手にとって見て下さい!
 タイトル  作 者 
ガリレオの苦悩 東野 圭吾
 おすすめコメント 
「容疑者Xの献身」以来のガリレオシリーズ待望の新作がいよいよ登場!!
大切な人のため、自分の名誉のために科学を駆使する犯人たちと、天才科学者・湯川との科学対決は必見です!
内容も繊細とスリルの連続です。是非見て下さい!
 タイトル  作 者 
不気味で素朴な囲われた世界 西尾 維新
 おすすめコメント 
海中で必死にもがいている人たちと、箱庭の中を無邪気に走り回る人たち・・・
そのようなイメージの作品です。
 タイトル  作 者 
ジョーカー・ゲーム 柳 広司
 おすすめコメント 
憧れも多いスパイイメージをべったりと塗り替える、本格頭脳派スパイ・ミステリーです!ぜひ読んでみてください!
 タイトル  作 者 
チョコレイトの夜 中園 直樹
 おすすめコメント 
堅苦しい小説、というよりも単調で、詩のような作品なので誰でも気軽に読むことができる一冊です。私たちが青春真っ盛りな今だからこそ感じる「未来」の悩み事。その一つ一つが繊細で、読んでいてきゅんっとする感覚。ちょっぴりレトロな匂いのする描写は読み手をタイムスリップさせたようになります。ゆったりとした音楽を聴きながら優しいこの作品を夜に読んでみてはいかがでしょうか?
 タイトル  作 者 
重力ピエロ 伊坂 幸太郎
 おすすめコメント 
家族の在り方、思いの交差など小説のありきたりを、自分勝手の一点張りで変えていく様は共感と興奮を覚えます。映画化を果たした不思議な存在感を与えてくれる作品です。小説ならではの楽しみ方を是非読んでみたらどうですか?
 タイトル  作 者 
生きる 谷川 俊太郎
 おすすめコメント 
生きるということに悩み、生きるとはどういうことなのかを泣きたくなるほど優しい詩で書かれています。少し読んだだけでも、感動してしまう素晴らしい本。
 タイトル  作 者 
RANK 真藤 順丈
 おすすめコメント 
「犯罪に向かう真意」をテーマに、監視社会のなかで系の執行者が個々の考えを確かめる為に、葛藤、行動、強行と生きていく、ちょっと黒いお話。極端ですが、犯罪をまざまざとキャラクターと共に見ることができる本です。ちょっとした社会勉強にもなるので読んでみてください。
 タイトル  作 者 
東大合格生のノートはかならず美しい 太田 あや
 おすすめコメント 
普通教科のノートがメインで載っていますが、合格生が使っている様々な文具やまとめ方は専門教科のノートでも活用できるものが沢山ありとても参考になります。一冊のノートを分かりやすく、見やすく見直しやすくしてみるのも学習にとって大切なことです。合格生のノートで真似できることを自分のノートに用いて、美しいノートを完成させて、テスト前に復習しやすいようにしてみましょう。キレイなノート作りを心がけ、成績アップをねらってみませんか?(^ω^)*°
 タイトル  作 者 
ネガティブハッピー・チェーンソーエッチ 滝本 竜彦
 おすすめコメント 
変わらない青春よりチェーンソー男を倒す生活を送ることを選んだ高校生の話。
ちょいちょい心理的な部分もあるからちょっとむずかしいけど、市原隼人主演の映画の作品でコミック化にもされたので、興味がある人は読んでみてください。
 タイトル  作 者 
METAL GEAR SOLID レイモンド・ベンソン
 おすすめコメント 
この作品は20世紀最高のシナリオといわれたゲーム「メタルギアソリッド」を007の小説版でお馴染みのレイモンド・ベンソンがノベライズしたものです。
ゲームをプレイしたことがある人はゲームとは違った視点でMGSの世界を楽しめると思います。