福岡市立博多工業高等学校

Challenge HAKKO

各企業・各学校の本校ご担当者様へ

学校長メッセージ

未来を創造する

緑豊かな油山の麓、広大な敷地を有するこの博多工業高校は、今年で創立84周年を迎え、卒業生も1万9千人を数える歴史と伝統を誇る学校です。校訓『質実剛健』のもと、「Challenge博工」を学校スローガンに掲げています。「ものづくり・資格取得・部活動の活性化」を教育活動の三本柱とし、日々、生徒は主体的・意欲的・積極的な挑戦をしています。

また、「日本一の工業高校になる」という目標のもと、これまで、森精機株式会社主催「切削加工ドリームコンテスト(アカデミック部門)」で金賞を受賞、パテントコンテスト・デザインパテントコンテストでは、文部科学省科学技術・学術政策局長賞を受賞し、日本一を二つ獲得しました。自動車工学科の課題研究で開発した「圧縮空気駆動自転車」では、世界最速としてギネス世界記録に認定され、世界一も獲得しました。

これら数多くの成果により、県内はもとより、全国でも注目される工業高校となっています。在校生は、先輩の思いを引継ぎ、自信と誇りをもって日々活動しています。

さて、この数年間にも国内外で様々なことがありました。そして、これからの我が国には、私たちが経験したこともない変革が訪れることでしょう。しかし、そんな未来に対して、本校の生徒は何も臆する必要はありません。校訓「質実剛健」の精神のもと3年間を過ごした本校の生徒は、単に知識や技術の習得にとどまらない、“ものづくりの心”を知らず知らずのうちに身に付けているからです。

本校の学びは、「工業を学ぶ」ではなく「工業を通して学ぶ」です。本校の学びは、知識・技術習得の過程で人間的な成長を促します。それが何より大事なことと考えています。それは、未来です。自分の仕事に妥協を許さない真面目な姿勢や自信、そして誇りをもった大人に近づいていくということでもあります。

これからも、生徒一人一人が輝きながら、貴重な青春の時代に充実した時間を過ごし、人間的成長の末にそれぞれの花を咲かせる。そのために、これからの社会経済の変化を踏まえながら、教職員と生徒が力をあわせた教育活動をすすめていきます。 みなさんが本校の一員となり、私たちと一緒に未来を創造してくれることを期待しています。

令和6年4月1日
校長  福岡 哲朗